ひろしまアニメーションシーズン2022

PROGRAMプログラム

HAMひろしまアニメーションアカデミー&ミーティング

【ワークショップ】EU-JAPANアニメーション・ビジネスワークショップ 2026

スケジュール

8月20日(木) 13:00~ @会場は参加者のみお伝えします

プログラム概要

日時:2026年8月20日(木)13:00-17:00

大阪・関西万博2025における欧州連合の公式イニシアティブとして開催された「EU-日本アニメーション・ビジネスワークショップ」の成功を受け、ひろしまアニメーションシーズン 2026 の期間中に併設される主要ネットワーキングイベント、ひろしまアニメーションアカデミー&ミーティング(HAM)の枠組みの中で、ひろしまアニメーションシーズン 2026 、駐日欧州連合代表部、およびNew Way, New World: Program for Connecting Japanese Animators to the World (NeW NeW) の共催により、公式フォローアップイベントである「EU-JAPANアニメーション・ビジネスワークショップ 2026」を開催することになりました。

本ワークショップの目的は、欧州と日本のアニメーション産業間の創造的および経済的な結びつきをさらに強化することです。昨年のワークショップでは、「国際共同製作」「配給」「IP」の3分野に分かれ、日本とEUの専門家・業界関係者が議論を交わしました。今回のワークショップでは、アーティスティックな表現であると同時に新規的なビジネス・IPの萌芽としての可能性を持つ「小規模長編」「短編」における両地域の協業の可能性について、それぞれの地域のファンディング・スキームやビジネスへの拡張の仕方を議論しながら共通認識を持ち、今後の協業への礎を築くことが目指されます。

EU側からは、NeW NeWのアドバイザーおよびHAMコンペティションの審査員として来場するドラシュコ・イヴェジッチに加え、中東欧のアニメーション関係者による団体「CEE Animation」の協力のもとに選考された中東欧地域のプロデューサー2名(カロリナ・ダヴィドヴァ、ミハ・チェルネツ)が参加します。

日本側からは、前回のワークショップのうち「国際共同製作」部門の参加者でもあった松本紀子(ドワーフ/ノリ)および土居伸彰(ニューディアー/ひろしまアニメーションシーズンプロデューサー)がファシリテーターとして参加。近年国際共同製作に熱心に取り組むアスミック・エースの竹内文恵氏およびコンテンツファンドに取り組むクエストリーの伊部智信氏も加えて参加。また、公募のうえ、安川正吾(キネマトワーズ)、蔡循(黄金町エリアマネジメントセンター)の2名が参加します。

また、映画祭に来場する各国のプロデューサーも、聴講にて参加となる予定です。

共催:ひろしまアニメーションシーズン、駐日欧州連合代表部、New Way, New World: Program for Connecting Japanese Animators to the World(主催:文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会、CG-ARTS)
協力:CEEアニメーション

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WORKSHOP

ゲスト

参加者:ドラシュコ・イヴェジッチ(クロアチア/Adriatic Animation)、カロリナ・ダヴィドヴァ(チェコ/13-ka)、ミハ・チェルネツ(スロベニア・イタリア/Staragara)、松本紀子(日本/ノリ)、竹内文恵(日本/アスミック・エース)、伊部智信(日本/クエストリー)、安川正吾(日本/キネマトワーズ)、蔡循(日本/黄金町エリアマネジメントセンター)、土居伸彰(日本/ニューディアー)

ドラシュコ・イヴェジッチ

ドラシュコ・イヴェジッチ(Draško Ivezić、1975年クロアチア・プーラ生まれ)は、フランスのアングレームを拠点に活動するアニメーション映画監督、脚本家、プロデューサー、そして声優である。クロアチアで「Adriatic Animation」を共同設立し、クリエイティブ・プロデューサーとして東欧・中欧全域の才能あるクリエイターたちと協働してきた。また、アニメーションプロデューサーの業界ネットワーク構築や専門的なトレーニングを支援する「Central Eastern European Animation(CEE Animation)」の設立にも貢献した。 12年以上にわたり、14本の短編アニメーション映画をプロデュースしたほか、さまざまなテレビ番組や長編プロジェクトを手がけている。彼の作品は、アニマフェスト・ザグレブ、オタワ国際アニメーション映画祭(OIAF)、アヌシー国際アニメーション映画祭といった主要映画祭で賞を獲得しているほか、サンダンス映画祭、トロント国際映画祭(TIFF)、ベルリン国際映画祭(ベルリナーレ)にも選出されている。2024年には、プロデュース作品の1本が米国アカデミー賞のショートリストに選ばれた。 新進気鋭の才能を育成し、新たな芸術的ビジョンを推進することで、イヴェジッチは世界の アニメーション・シーンを形作り続けている。ストーリーテリングへのこだわりと共同プロジェクトへの献身により、クリエイティブな革新と専門性の向上(プロフェッショナル・デベロップメント)の両面に焦点を当て、国際的なアニメーション界で尊敬を集める人物としての地位を確立している。

カロリナ・ダヴィドヴァ

カロリーナ・ダヴィドヴァは、プラハを拠点とする制作会社「13ka」の共同設立者であり、独立系プロデューサーである。国際的な展開を見据えた、作家性の強いアニメーションやハイブリッド映画の制作に尽力している。 彼女の作品は、芸術的なビジョンと感情的な共鳴をあわせ持つオリジナルの物語に焦点を当てており、アイデンティティ、異文化間の出会い、自己発見、エンパワーメントといったテーマを追求している。特に、現代視覚芸術とアニメーションを融合させるプロジェクトや、有意義な国際共同製作を促進することに関心を寄せている。 現在は、ベトナムやシンガポールのパートナーと共同開発している欧州の長編映画『Inbetween Worlds』をプロデュース中であるほか、欧州の協力者たちとともに複数の長編アニメーションやシリーズ作品の開発を進めている。これまでに「EAVE Ties That Bind」や「Focus Asia」などの国際的な業界プログラムに参加し、アジアのプロデューサー陣との長期的な関係構築をスタートさせた。今後はこれらの協力を日本のパートナーへと広げ、欧州と日本との間における芸術的な共同製作の新たな機会を開拓したいと考えている。 今回の「日・EUアニメーション・ビジネス・ワークショップ」では、アニメーションプロジェクトにおける新たなパートナーシップの構築や、中欧と日本との間の長期的なクリエイティブ面での協力関係の可能性を探ることを期待している。

ミハ・チェルネッチ

ミハ・チェルネツ(Miha Černec)は1975年、リュブリャナ生まれ。リュブリャナ大学文学部でスラブ言語・文学を修めた。2005年より映画業界でのキャリアをスタートさせ、現在は劇映画、ドキュメンタリー、TVシリーズのプロデュースを手がけている。2014年にEAVE、2015年にEx-Orienteを修了。2015年には「Producer on the Move」に選出された。欧州映画アカデミー(EFA)および欧州ドキュメンタリーネットワーク(EDN)の会員であり、スロベニアプロデューサー協会の会長も務めている。

安川正吾

プロデューサー・脚本家

プロフィール
約20年にわたり、TVアニメの脚本家として活動。代表作に『ジョジョの奇妙な冒険』『食戟のソーマ』など。
2020年、実写映画への取り組みを本格化するため、株式会社キネマトワーズを設立。
2025年、フランス・ドイツ・日本・マレーシア合作映画『LOST LAND/ロストランド』(藤元明緒監督)でエグゼクティブプロデューサーを務める。本作は第82回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門審査員特別賞を含む3冠を受賞。さらに世界24か国・48の映画 祭で上映され、計18賞を受賞した。
その他の参加作品に、『あのこを忘れて』(2023年/谷口雄一郎監督・エグゼクティブプロデューサー・脚本協力)、『はらむひとびと』(2025年/中嶋駿介監督・製作協力)などがある。

蔡循(サイジュン)

蔡循(サイジュン)は、中国・杭州生まれ。香港城市大学大学院メディア文化学科修士課程修了。香港で8年間アートギャラリーなどに勤務した後、2022年に横浜へ移住。2023年より黄金町エリアマネジメントセンターのキュレーターとして、展覧会や国際交流事業、地域と連携したアートプロジェクトを企画・運営している。また、コレクティブ「もろもろ座」、「bubba bubble」を共同設立し、上映会や対話、銭湯を活用した展示などを通じて、既存の制度や枠組みに縛られない実践の可能性を模索している。