PROGRAMプログラム
HAMひろしまアニメーションアカデミー&ミーティング
スケジュール
8月21日(金) 10:15~ @JMSアステールプラザ 大会議室
プログラム概要
2025年の大阪・関西万博にて欧州連合(EU)の公式イニシアチブとして実施された「EU-JAPAN Animation Business Workshop」では、プロデューサーをはじめとする日本とヨーロッパのアニメーション業界関係者が3日間集い、「共同製作」「IP」「配給」の3部門に分かれてそれぞれの国・地域での商習慣・制度の違いを理解しながら、両地域間での今後の共同プロジェクトの可能性について話し合いました。
今回、ひろしまアニメーションシーズン2026では、駐日欧州連合代表部およびNew Way, New World: Program for Connecting Japanese Animators to the World (NeW NeW)による協力のもと、同イベントのフォローアップイベントとなる「EU-JAPANアニメーション・ビジネス・ワークショップ2026」を開催します(本ワークショップの参加については別途専用ウェブサイトをご覧ください)。2025年版に比べると小規模ですが、「短編」「小規模長編」の2つの分野での共同製作の可能性について議論が交わされる予定です。
本報告会では、2回にわたるワークショップの成果を参加者がレポートとして発表することで、今後の日本とヨーロッパのあいだでありうるアニメーションの共同製作およびありうるビジネスのモデルについて広く共有します。
なお、「EU-JAPAN Animation Business Workshop」の成果レポートは、オンラインにてすでに読むことができますが、報告会では実際の参加者の視点で、そのレポートを補足し、立体的に眺められるように試みます。
共催:ひろしまアニメーションシーズン、駐日欧州連合代表部、New Way, New World: Program for Connecting Japanese Animators to the World(主催:文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会、CG-ARTS)

ゲスト
出演:EU-JAPAN アニメーションビジネスワークショップ参加者
司会:土居伸彰
ドラシュコ・イヴェジッチ(Draško Ivezić、1975年クロアチア・プーラ生まれ)は、フランスのアングレームを拠点に活動するアニメーション映画監督、脚本家、プロデューサー、そして声優である。クロアチアで「Adriatic Animation」を共同設立し、クリエイティブ・プロデューサーとして東欧・中欧全域の才能あるクリエイターたちと協働してきた。また、アニメーションプロデューサーの業界ネットワーク構築や専門的なトレーニングを支援する「Central Eastern European Animation(CEE Animation)」の設立にも貢献した。 12年以上にわたり、14本の短編アニメーション映画をプロデュースしたほか、さまざまなテレビ番組や長編プロジェクトを手がけている。彼の作品は、アニマフェスト・ザグレブ、オタワ国際アニメーション映画祭(OIAF)、アヌシー国際アニメーション映画祭といった主要映画祭で賞を獲得しているほか、サンダンス映画祭、トロント国際映画祭(TIFF)、ベルリン国際映画祭(ベルリナーレ)にも選出されている。2024年には、プロデュース作品の1本が米国アカデミー賞のショートリストに選ばれた。 新進気鋭の才能を育成し、新たな芸術的ビジョンを推進することで、イヴェジッチは世界の アニメーション・シーンを形作り続けている。ストーリーテリングへのこだわりと共同プロジェクトへの献身により、クリエイティブな革新と専門性の向上(プロフェッショナル・デベロップメント)の両面に焦点を当て、国際的なアニメーション界で尊敬を集める人物としての地位を確立している。
カロリーナ・ダヴィドヴァは、プラハを拠点とする制作会社「13ka」の共同設立者であり、独立系プロデューサーである。国際的な展開を見据えた、作家性の強いアニメーションやハイブリッド映画の制作に尽力している。 彼女の作品は、芸術的なビジョンと感情的な共鳴をあわせ持つオリジナルの物語に焦点を当てており、アイデンティティ、異文化間の出会い、自己発見、エンパワーメントといったテーマを追求している。特に、現代視覚芸術とアニメーションを融合させるプロジェクトや、有意義な国際共同製作を促進することに関心を寄せている。 現在は、ベトナムやシンガポールのパートナーと共同開発している欧州の長編映画『Inbetween Worlds』をプロデュース中であるほか、欧州の協力者たちとともに複数の長編アニメーションやシリーズ作品の開発を進めている。これまでに「EAVE Ties That Bind」や「Focus Asia」などの国際的な業界プログラムに参加し、アジアのプロデューサー陣との長期的な関係構築をスタートさせた。今後はこれらの協力を日本のパートナーへと広げ、欧州と日本との間における芸術的な共同製作の新たな機会を開拓したいと考えている。 今回の「日・EUアニメーション・ビジネス・ワークショップ」では、アニメーションプロジェクトにおける新たなパートナーシップの構築や、中欧と日本との間の長期的なクリエイティブ面での協力関係の可能性を探ることを期待している。
ミハ・チェルネッチ(Miha Černec)は1975年、リュブリャナ生まれ。リュブリャナ大学文学部でスラブ言語・文学を修めた。2005年より映画業界でのキャリアをスタートさせ、現在は劇映画、ドキュメンタリー、TVシリーズのプロデュースを手がけている。2014年にEAVE、2015年にEx-Orienteを修了。2015年には「Producer on the Move」に選出された。欧州映画アカデミー(EFA)および欧州ドキュメンタリーネットワーク(EDN)の会員であり、スロベニアプロデューサー協会の会長も務めている。