ひろしまアニメーションシーズン2022

PROGRAMプログラム

HAMひろしまアニメーションアカデミー&ミーティング

HAMコンペティション:HAM TALENT

スケジュール

8月23日(日) 11:45~ @JMSアステールプラザ大ホール

プログラム概要

HAMコンペティション:HAM TALENT(ハムタレ)は、ユニークな表現手法によって今後を期待させる学生作品を対象に選出しています。国際審査員が本部門最優秀賞を選出するほか、他2部門もあわせたなかで1作品を対象にHAMコンペティショングランプリを決定します。

SCREENING GUEST

ゲスト

登壇:川﨑広大、座間直博、大寺太郎、ゲラルディ・サロモ・パンケレゴ、江馨怡、石上陽菜、石原すみれ、張憶、姜暁萌、阪口綾、中村美鈴、岡田一那、川島祐弥、渡辺こころ
司会:土居伸彰

あたりまえの奇跡
川﨑広大
日本
2025
5分56秒

普段何気なく過ごしている日々、それは奇跡的なものかもしれません。私たちは日常生活の中で、あたりまえに存在しているものに意識を向けることを忘れがちです。私自身、東日本大震災の影響で京都に引っ越し、環境が変わって家族ともバラバラになり、3月11日という日を境に今まであたりまえだと思っていた生活が一変しました。しかし、そういった出来事を経ても今、衣食住に困らない平和な暮らしがあたりまえだと思い込んでいました。この作品を通じ、日常に潜む「あたりまえ」に少しでも意識を向け、考えるきっかけになれば幸いです。

川﨑広大

2002年11月22日生まれ。生粋の天パ。 京都芸術大学情報デザイン学科卒業。 自分自身が体験したり感じたことを元に、日常に潜む違和感や反復される感情を可視化し、なぜかクセになり観てしまうアニメーションを制作している。

ホリデイ
座間直博
日本
2025
6分04秒

休日の過ごし方は人それぞれであり、私たちは様々な方法で体と心を休めている。この作品は私の休日前夜を表現したアニメーションである。お気に入りの趣味を好きな表現で作り上げた。

座間直博

2002年神奈川生まれ。2025年3月多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業

雪が融ければ羽化する夢を見るか
大寺太郎
日本
2025
2分56秒

目的地を目指す中でおぼろげに立ち上がる2人の幼少期の記憶は、雪景のように淡く、融けかかっている。かつての風景を見つけ出そうとする2人は、羽化しようとする蛹のようだ。

大寺太郎

2005年鹿児島県生まれ。映像表現を軸に、イメージの質感についての研究をしている。

ににふにの庭
上野和海
日本
2026
4分17秒

心の底の庭に住んでいる二人。頭と心。金剛と胎蔵。アダムとイヴのような。相反する二つの存在はいつもバラバラで、分かり合えないまま同じ姿をしている。執着と拒絶を繰り返し、目覚め始めた自己と外界の認知の中で辿り着く、而二不二の世界。

上野和海

2004年神奈川生まれ。 2026年3月 多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業

月下陰陽 
山中祐京
日本
2026
6分42秒

心の内を語り合えず衝突する陰陽師の姉妹。月光が降りそそぐ夜、キュウビに憑りつかれてしまった妹へ姉が思いを伝えに行く。

山中祐京

2001年、日本生まれ。 CGを学ぶため、高校卒業後就職し学費を貯めてCGの専門学校に入学。 映像制作の世界に魅了され、信頼できるメンバーと共に自主制作CGアニメーションを制作している。 過去に、チームを集めて映像制作の企画立案を行い、監督として短編CGアニメ【AntiqueRecord】で多数の賞を受賞した。

木の宝物
ゲラルディ・サロモ・パンケレゴ
インドネシア、日本
2025
2分25秒

子供の頃に巣の中で卵があると宝物を発見した感覚のような体験だった。しかし、きっとその卵の母親にとっては大切にするべき、宝物より価値のある子供だった。

ゲラルディ・サロモ・パンケレゴ

インドネシア・北スラウェシ州の出身、尾道市立大学 芸術文化学部 美術学科の卒業、東京藝術大学大学院 アニメーション専攻に在学中。

やまなし
江馨怡
日本
2025
3分57秒

谷川で暮らす小さなカニたち。好奇心に満ちた彼らは、ある日初めてカワセミの狩りを目撃する。水の外の世界から訪れた予測できない恐怖は、彼らの静かな日常を揺るがしていく。

江馨怡

中国・成都生まれ。2019年に中央美術学院(北京)を卒業し、2026年に京都芸術大学大学院にて博士号を取得。研究テーマは「無拍アニメーション」におけるリズムとグルーヴ。木炭のにじみを活かし、繊細で曖昧な視覚的・感情的表現を試みた。

Ribs
石上 陽菜
日本
2026
5分08秒

彼女は自らの手で愛する人を傷つけてしまった。その出来事をきっかけに思考を巡らせる中で、彼女は利己心を手放し、相手に世界を捧げることで愛を証明しようとする。

石上 陽菜

愛知県立芸術大学メディア映像専攻3年。アナログ技法を用いた短編アニメーションを制作している。

侵略者の夜
石原 すみれ
日本
2026
3分59秒

ヒーローとの戦いに敗れた宇宙人は、家へと帰り夕飯の支度を始める。

石原 すみれ

日本大学芸術学部映画学科在籍。主に柔らかい雰囲気のアニメーションを制作。

ハズレ
張憶
日本
2026
3分20秒

イヤホンを着けて他人との距離を保とうとする男性 A と、コミュニケーションが苦手な新入社員の女性B、この二人の主人公を交互的に描くギャグアニメーションです。社交的ではない人々が日常生活の中に遭遇しうる「運がない出来事」を中心に物語を展開しています。

張憶

2000年、中国生まれ。2024年にシドニー工科大学を卒業。現在、東京工芸大学大学院芸術学研究科メディアアート専攻アニメーションメディア領域に在籍。趣味はカラオケ、ゲーム実況、音楽鑑賞。異文化環境で培った視点を生かし、現実と想像が交差する物語を制作している。

緊張
松岡 咲綾
日本
2025
5分24秒

緊張している様子の女の子は、トイレで1人、色々なことを考えます。緊張という感情をテーマに、面白おかしくお話を展開する、コマドリとデジタルの手書きを組み合わせた映像アニメーション。

松岡 咲綾

比治山大学 短期大学部 美術科 映像・アニメーションコース 卒業

△小屋/さんかくごや
姜 暁萌
日本
2026
4分55秒

吹雪に閉ざされた山小屋に、三人の見知らぬ人物が閉じ込められる。四日目の朝、そのうちの一人が死体となって発見される……死の真相とは何なのか?深まる疑念のなか、それぞれが隠された秘密を抱えているように見える。記憶と現実が交錯するにつれ、小屋の中のすべてが少しずつ変化していく……。

姜 暁萌

中国・山東省出身。中央美術学院卒業後、東京工芸大学大学院アニメーションメディア領域修士課程修了。「自己認識」や「他者との関係性」をテーマに作品制作を行い、アニメーションに実写映像やコラージュなどの手法を取り入れながら、映像表現と物語表現の実験を続けている。過去作品は、東京学生映画祭、FFF-S学生短編映画祭にて受賞。

Mise en abyme
阪口綾
日本
2025
4分00秒

夢の中の世界は一見整っているようで、実際にはどこかおかしい。しかし、その矛盾に気づくことなく、次々と変化していく流れに引き寄せられ、まるで深淵に立ち尽くしているような感覚に陥る。

阪口綾

2003 兵庫県生まれ 2026 京都市立芸術大学美術学部構想設計専攻卒業 現在 愛知県立芸術大学大学院美術研究科博士前期課程美術専攻メディア映像領域在籍中

あたたかな、みず
中村美鈴
日本
2026
5分46秒

人間という家の中に、心が住んでいる。 窓の中をのぞいてみると、心が泣いている。 心の涙は溜まりに溜まり、窓から溢れ出る。 「涙が出るときの心の変化の過程を描く」というコンセプトを元に、心理の視覚化を探求したアニメーション作品。 感情表現が苦手な主人公はある犬と出会い、自分の心が流す涙がどんな色なのか、どんな形なのか、知っていくことになる。

中村美鈴

2002年生まれ。東京造形大学アニメーション専攻領域卒。現在多摩美術大学大学院グラフィックデザイン研究領域在学中。アニメーションの歴史を学ぶ授業でアニメーションによる心理表現への関心を抱き、作画を学ぶ授業でメタモルフォーゼに興味を持った。以降メタモルフォーゼによる心理伝達を研究テーマとし作品を制作している。

Very Chubby Belly
岡田一那
日本
2025
3分34秒

ぽっちゃりなヘンテコがひたすら走り回る。結局世の中自分が一番なのに自分を一番にできていない状況にもどかしくなってしまって少し酸素が薄くなる。息がしやすいような優しさが必要で、そんな優しさを求め、制作した作品。

岡田一那

2002年岩手生まれ。2025年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業

さがしもの
川島祐弥
日本
2026
5分28秒

主人公は不思議な世界へと迷い込み、そこで一匹の蝶に導かれながら誰かがかつて確かに存在していた痕跡を辿る旅に出る。 現実と地続きでありながらどこか異質な風景の中で、消えゆく記憶や気配と向き合っていく。

川島祐弥

2003年9月4日生まれ。 日本大学芸術学部映画学科在学。 実写映像と2Dアニメーションを組み合わせた作品を中心に制作・研究をしている。

きみとわたし
渡辺こころ
日本
2026
11分37秒

作者のイマジナリーフレンドの正体をめぐるセルフドキュメンタリー

渡辺こころ

2003年生まれ。 武蔵野美術大学 造形構想学部 映像学科 卒業。 東京藝術大学 大学院 映像研究科 アニメーション専攻 在学中。 「自己との邂逅」をテーマに現実と虚構を舞台にした作品制作を行なっている。