【HAS2024】HAS&HAM プログラム詳細解禁!
オープニング作品として『オオカミの家』のチリのデュオ、レオン&コシーニャの新作⻑編『ハイパーボリア人』の日本プレミア上映が緊急上映決定!
すでに発表済みの各プログラム内で上映される全作品の情報も本日より公開。フレデリック・バックの伝説の名作『木を植えた男』は、4Kリマスター版が日本初お披露目となります。
映画祭に併設されるアカデミープログラム「ひろしまアニメーションアカデミー&ミーティング(HAM)」では、初監督⻑編『ルックバック』が大ヒットとなっている押山 清高監督の来場とトークイベントが決定。さらに、『君の名は。』回想シーン演出で話題を呼んだ四宮義俊監督も来場。来年完成予定の初⻑編『A NEW DAWN(邦題未定)』についてのメイキングトークに加え、同作の特殊シーンの「作画」に参加できるワークショップも開催します。HAM ではほかにも、学生やフリーランスのクリエイターのキャリア育成支援を目的に、税、著作権、テック、アンチ・ハラスメント、メンタルヘルスをテーマにした 連日のショートレクチャーも行うことになりました(聴講者のみならず、HAM 参加者全員にレジュメの配布あり)。
HAS・HAM の開催を記念してのオンライントークイベントも 7/29(月)に開催決定!“世界唯一の空港内映画祭”新千歳空港国際アニメーション映画祭、“アジア最大の⻑編アニメーション映画祭”新潟国際アニメーション映画祭、そして HAS のプロデューサーが集い、それぞれユニークな映画祭の試みにつ いて発表し、“映画祭”がもたらしうる業界の未来について、語り尽くします。
【HAS】オープニング上映:『オオカミの家』デュオの新作、日本プレミア上映が緊急決定!!
今回、『オオカミの家』のチリのデュオ、レオン&コシーニャの新作⻑編『ハイパーボリア人』の日本プレミア 上映が緊急上映決定!先日、アリ・アスター製作総指揮で「ヘンゼルとグレーテル」を映画化することも発表され、ますます勢いに乗るチリの二人組による目下の最新作である本作は、実写やコマ撮りなど様々な手法を縦横無尽に活用しながら(監督両名もグロテスクな人形として出演!)、ひとりの女優の「演技」を通じて、チリの暗部に潜むナチス・ドイツの影を探っていく問題作です。本作は、今年のカンヌ映画祭監督週間にてワールド・プレミアされましたが、今回、審査員として来日するホアキン・コシーニャのポスト・トー ク付きにて上映されます。なお、本作は来年、日本公開が決定しております(配給=ザジフィルムズ)。
(『ハイパーボリア人』)
【HAM】「描く」監督たちにフォーカス!『ルックバック』の押山清高監督によるトークイベントが開催!
HAS に併設して開催されるネットワーキング型アカデミープログラム「ひろしまアニメーションアカデミー&ミーティング(HAM)」(映画 祭期間中の 8 月 15 日・16 日・17 日に同会場にて開催)。
クリエイター、業界関係者、学生のみが参加でき、レクチャーやシンポジウム、パーティーなどを通じて知見と交流を深めていく本プログラムでは、このたび、初⻑編作品『ルックバック』が大ヒット公開中の押山清高監督の来場が決定!
⻑編作品であるにもかかわらず監督本人が驚愕の物量をハイクオリティで作画した独自の手法も話題となった本作についてももちろんのこと、押山監督ご自身のキャリアも振り返りながら、「描く」こと、「作る」ことについて、語っていただきます。
「ルックバック」© 藤本タツキ/集英社 © 2024「ルックバック」製作委員会
【HAM】四宮義俊監督も制作中の初⻑編『A NEW DAWN(邦題未定)』のワークインプログレストークと制作参加ワークショップを開催。
また、現在、日仏国際共同製作にて初の⻑編作品『A NEW DAWN(仮題)』を制作中の四宮義俊監督の来場も決定。
日本画家としてのキャリアのスタートから、大きな話題となった『君の名は。』回想シーン演出などを経て、現在、 取り組んでいるユニークな⻑編作品についてのメイキング(ワークインプログレス)を語ります。
さらに、本作の「特殊」シーンを、熊野筆などの多彩な画材によって実際に色をのせてみる特別ワークショップも開催が決定しました。
© A NEW DAWN Film Partners
【HAM】クリエイターサポート:フリーランスとして活動するために知っておきたい「夏期講習」プログラム
HAM は、映画祭という場に併設することによって、業界関係者・教育関係者はもちろんのこと、クリエイターやクリエイターを志望する学生たちにとっても有益な 知識の共有と交流ができる場所となることを目指しています。
その目的を果たすため、フリーランスとして活躍するために知っておきたい様々な知識や考え方を ショートレクチャーで学べる「夏期講習」プログラムも開催。
今回は、「税」「著作権」「テック」「メンタルヘルス」「アンチ・ハラスメント」という5つのテーマで、ク リエイターとして活動するためには頭に入れておきたい様々な分野の知識をコンパクトに提供します。
“上映が観たいから受講できない...”という参加者がいることもふまえ、これらのショートレクチャーのレジュメや資料は、HAM 登録者全員に配布されます。
さらに、日本の若手クリエイターの海外進出をサポートするため、今年度より文化庁と日本芸術文化振興会がスタートさせた「クリエイター・アーティスト等育成事業」のうち「短編アニメーション分野」の説明会も開催。新作のアイデアがある短編アニメーション作家を公募し、採択されれば各種トレーニング(パイロット版制作の資金サポートも含む)や海外渡航、世界の関係者とのネットワーキングといったサポートを受けられる本プロジェクトについて、公募に必要な要件や 本プロジェクトが目指す未来のビジョンについて説明されます。
【HAS】伝説的名作『木を植えた男』4K リマスター版日本初上映。「南家こうじ」特集本人コメントも到着
これまで発表されてきた HAS の様々な上映プログラム。今回、短編を集めたオムニバス系プログラムについて、全上映作品が発表されました。
なかでも注目は、「土(2)大地を想う」内で上映される『木を植えた男』、故・高畑勲監督をはじめ世界中のアニメーション関係者に大きな影響を与えた故フレデリック・ バック監督の名作が、4K リマスター版にて日本初上映されます。
パステル画にて超絶テクニックで作画された本作の手描きのタッチが、バック監督の息遣いまで感じることができそうな高画質にて蘇ります。
また、先日の開催発表後大きな反響を呼んだ「南家こうじ」特集も、「NHK みんなのうた」で手掛けた代表作 9 本の上映作品が公開。南家こうじさんからは、特集開催にあたってのコメントも届いています。
南家こうじさんからのコメント
私のアニメーションに想う
自分には、何もないところに何かを創作し完成させる才能はない。
そう感じて以来、大きなもの 完成度の高いものを望まず、小さくて 「ささいなもの」 たしかに描けなくとも、「・・・な かんじのもの」 そして それらが、小気味よく動いてほしい。
そう想ってアニメーションに関わってきました。
それは、中学生のころ雑貨屋でメモ帳を買って、今で言う「パラパラまんが」を描いていた気持ちに似ています。
それが、いつの日からか仕事になり、いつのまにか今までつづいて しまいました。
「ささいなアニメーター」に⻑い間、仕事をさせて下さったことに、 感謝しています。
南家こうじ
オンラインプレイベント「日本のアニメーション映画祭が目指す先にあるものとは?」開催
映画祭開催まで3週間を切るなか、オンラインでのプレイベント開催も決定。ユニークな特徴を持った3つのアニメーション映画祭のディレクターやプロデューサーが勢揃い。「アニメーション映画祭が果たすべき役割」について、熱い議論が交わされる予定です。
オンラインプレイベント「日本のアニメーション映画祭が目指す先にあるものとは?」
日時:2024 年 7 月 29 日(月)19:00-20:00
出演者:小野朋子(新千歳空港国際アニメーション映画祭チーフディレクター)、数土直志(新潟国際アニメーション映画祭プログラム・ディレクター)、土居伸彰(ひろしまアニメーションシーズンプロデューサー)
参加方法:申込不要・参加無料。
※YouTube Live での生配信となります。
URL: https://www.youtube.com/live/UBp06H6VT6k
さらに、HAS のプロデューサーやディレクターが集まって、HAS や HAM の見どころを語る連続オンライントークも3週連続で行われることが決定! 「HAS2024 の見どころ/HAM 新設の狙い」「特集上映の見どころ」「コンペティションの見どころ」について、語ります。
オンラインプレトーク「ひろしまアニメーションシーズン 2024/ひろしまアニメーションアカデミー&ミーティングのここに注目!」
第1回:「HAS2024のみどころ/HAM 新設の狙い」 2024年7月26日(金)19:30-
第2回:「HAS2024:特集上映はここがすごい!」 2024年7月31日(水)19:30-
第3回:「HAS2024:コンペティション徹底解説!」2024年8月 8日(木)19:30-
出演(3回ともに):山村浩二(ひろしまアニメーションシーズンアーティスティック・ディレクター)、宮﨑しずか(ひろしまアニメーションシーズン共同プロデューサー)、土居伸彰(ひろしまアニメーションシーズンプロデューサー)
参加方法:申込不要・参加無料。
※YouTube Live での生配信となります。
URL:
第1回:https://youtube.com/live/guiwCbGrQC
第2回:https://youtube.com/live/GEhdDIZ3N
第3回:https://youtube.com/live/iB3XzhxHzkM