ひろしまアニメーションシーズン2024

JOURNAL ジャーナル

2025.02.04 AIR活動報告

H-AIRマンスリーレポート - 6月 /ムン・スジン

広島の6月:H-Airのスタート!

今月は広島の生活に慣れながら、いくつかの公式イベントにも参加しました。
最初の週には2つのパーティーがあり、皆さんが温かく迎えてくれたおかげで、新しい環境でも楽しく過ごせました。

公式イベント

H-Air初の公式スケジュール!
私たちは上映イベントを開催しました。昼には比治山大学でインタビューを受け、学生たちに自己紹介。夜には上映会を開き、多くの方が来てくださったことがとても嬉しかったです。最初のイベントということもあり、緊張でとても疲れましたが、すべてのスケジュールを終えた後のビールは最高でした。

2回目のプレゼンテーション
大学を訪問し、自分の作品についてより深く紹介する機会がありました。30分のプレゼンは長いと思い、多くの内容を詰め込みましたが、結果的にはすべてを紹介するには時間が足りませんでした。それでも、これまで誰にも見せたことのなかった過去の作品をシェアできたのは、嬉しくもあり、少し恥ずかしくもありました。

広島のあちこちで

とうかさん祭り
広島に到着してすぐ、とても大きな祭りが開催されました。赤い提灯が雨に濡れた街に美しく映え、幻想的な雰囲気を醸し出していました。祭りの真ん中では、みんなが音楽に合わせて踊っていましたが、私は恥ずかしくて参加できず、後ろで一生懸命手拍子をしていました。カラフルでかわいい浴衣を着ている人がたくさんいて、とても素敵だったので、いつか私も浴衣を着てみたいです。

広島の自然
ダニエルとブリットと一緒にちょっとしたハイキングに行きました。天気が最高で、1時間ほどのちょうどいい距離だったので、とても気持ちよく楽しめました。一度山の中で道に迷いそうになりましたが、それすらスリリングで楽しい経験でした。

いたずら好きなカラス
宿泊施設の前には大きな川があり(この川が本当に気に入っています)、仕事の合間にベンチに座ってリラックスしていました。すると、3羽のカラスが近づいてきて、大きな声で鳴き始めました。最初は「このカラスたち、なんて失礼なんだろう」と無視していましたが、どうやら彼らの鳴き声は私に向けられているようでした。ついには、1羽のカラスが折れた枝を私に投げつけてきました。幸い当たりませんでしたが、怖くなり、コーヒーを飲み終える前にその場を去ることにしました。

制作進捗

まず、これまで書いていた脚本を整理することから始めました。全体を見直すと、長すぎると感じた部分や改善すべき点が多く見つかったので、より良いものにするために修正を加えています。同時に、アートのスタイルや主人公のデザインについても考えています。

彩色技法の模索
主人公の心が恋愛を通じて徐々に柔らかくなっていく様子を表現するために、水彩技法を試しました。しかし、思ったような効果が得られず、時間的効率も良くなかったため、他の彩色方法も試してみる予定です。

キャラクターデザイン
主人公のプロポーションやスタイルについても考えています。
左のデザイン:感情を豊かに表現しやすく、人間のプロポーションにも近いため、リアルな背景と組み合わせたときのコントラストが面白くなりそう。
右のデザイン:よりシンプルな描き方にすることで、細かいディテールとの対比が面白い表現になるかもしれません。

シーンイラストの作成
キャラクターデザインがある程度固まったら、これまで思い描いていたシーンをイラスト化していく予定です。すでにラフスケッチを描きましたが、キャラデザインを確定させた後に改めて仕上げるつもりです。

まとめ

気がつけば、広島での1か月があっという間に過ぎました。7月は準備が必要な公式イベントがほとんどないため、制作に集中しつつ、広島や日本のいろいろな場所を探検しようと思っています。たくさんの面白いインスピレーションに出会えますように!