ひろしまアニメーションシーズン2022

JOURNAL ジャーナル

2022.05.11 イベントレポート

【イソナガアキコによる公式レポート(2)】プレイベント「作りたくなる、考えたくなる日」リハーサル編


広島を舞台に、2022年8月1日から1ヶ月にわたって繰り広げられる音楽とメディア芸術(アニメーション、映画、マンガ等)の新しいフェスティバル「第1回ひろしま国際平和文化祭」こと略称「ひろフェス」。
その魅力をいち早く伝えようと4月16日(土)に開催された、音楽とメディア芸術を体感できるプレイベント「作りたくなる、考えたくなる日」。

13時30分スタートの本番を前に、会場のJMSアステールプラザでは朝から準備が始まっていました。イソナガアキコの公式レポート第二弾である今回は特別に、その本番が始まるまでの舞台裏のレポートをお届けします!


→ 本番のレポートはこちら!

● 9:30 会場づくりが始まる!


9時から機材の搬入などが始まった会場のJMSアステールプラザ。中に入ると、ホール周辺にはすでに机や備品が運び込まれ、総勢50名を超えるスタッフと比治山大学短期大学部の学生ボランティアが準備に追われていました。


続々と会場入りするスタッフたち。このプレイベントは広島と東京に点在するメディア芸術部門「ひろしまアニメーションシーズン」のメンバーがオンラインミーティングを重ね、準備を進めてきました。この日、初めて直接顔を合わせるメンバーもいるということで、あちらこちらで挨拶を交わす姿が見受けられました。


「想像以上に大きいイベントになった」と話すのは、メディア芸術部門プロデューサーの土居伸彰さん。東京在住の土居さんは前日から広島入りし、レジデンス企画「ひろしまアーティスト・イン・レジデンス(H-AIR)」などひろしまアニメーションシーズンの会場となる関係各所を訪問したり、8月の本イベントの会場にもなるJMSアステールプラザの設備確認等に駆け回っていたとのこと。
この日もいち早く会場入りし、ゲストの出迎えや機材と投影する映像のチェック、その合間を縫ってメディア対応と大忙しの様子でした。
ステージ脇で投影する映像の最終チェックをする土居さん。

右からプロデューサーの土居伸彰さん、アーティスティック・ディレクターの山村浩二さん(真ん中)と宮﨑しずかさん(左)
その土居さんとともに、メディア芸術部門「ひろしまアニメーションシーズン2022」を牽引するのが、世界的に著名なアニメーション作家山村浩二さんと、同じくアニメーション作家で比治山短期大学部美術科准教授の宮﨑しずかさん。お二人は、ひろしまアニメーションシーズンのアーティスティック・ディレクターでもあります。山村さんはこの日、2つのプログラムに登壇、また宮﨑さんもプログラムを1つ担当しながら、イベントの総合司会も担当。メンバー総出でイベントを盛り上げます。
明るく気さくな宮﨑さんはひろフェス運営チームのムードメーカー的存在

● 10 : 00 リハーサル開始!


ゲストが揃ったところで音響やスライドのチェックを兼ねたリハーサルがスタート。
まず、第一部「声を出してみたくなる」で講師を務める女優で声優の新谷真弓さんが登場。話すタイミングやカメラの位置などをスタッフに確認しながら、いろんな声を出してマイクテスト。低音から高音まで、張りのある声はさすが!


続いてSTU48のメンバー二人も加わって、新谷さんと「ひろフェスPR映像」にアフレコするプログラムのリハーサルがスタート。実はSTU48のメンバーがアフレコする2匹のキャラクター「カープスター」は、ひろフェスの2本柱である音楽とメディア芸術をイメージして山村さんが描いたもの。舞台の袖でリハーサルの様子を見ていた山村さんはSTU48の二人の声を聞いて、それぞれが担当するはずだった役の入れ替えを提案しました。

「二人の声質が全然違うタイプだったので、イメージにより近い配役を提案した」とのこと。アニメーション作りにおいては絵を描くだけでなく、音を作るところまでを含めて世界観を表現する、という山村さんのプロ意識を垣間見た瞬間でした。


そしてリハーサル後半には、第二部で山村さんと対談予定の詩人アーサー・ビナードさんが登場。座る位置や音声チェックだけの予定が、宮沢賢治の名作絵本『やまなし』についてのトークが本番さながらに盛り上がり、最後はスタッフが「この辺で…」と止めに入る事態に。笑いながらリハーサルを終える二人に、客席で見ていたスタッフからは「もう少し聞きたかった」と残念がる声も聞かれました。

●12:30 リハーサルが終了


リハーサルが一通り終わり、楽屋でくつろぐ山村さん。実はこの日、会場入りする前の朝9時から広島のラジオに出演するなど、息つく間もないほど忙しかった山村さん。束の間の休息に、ボランティアの大学生たちと柔らかい笑顔で言葉をかわす姿が印象的でした。


しかし12時55分には再びステージ袖に戻ってメディアの取材を受ける姿が。このイベントで何を伝えたいかという問いに、「アニメーションも音楽も人の手によって作られている。その作る喜び、見る喜び、聴く喜び、それをこのイベントを通して皆さんと分かち合いたい」と訴えました。

● 13:00 開場


その頃、入り口付近には、この日を待ちかねていた来場者が列を作っていました。
さあ、いよいよ『作りたくなる、考えたくなる日』が開幕です!

本編レポートは【イソナガアキコの公式レポート(1)】をご覧ください

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